目的 #
本手順は、SSHの公開鍵認証を利用して、クラウド上のホストへ安全にログインできるようにするために、
公開鍵・秘密鍵の作成 → 公開鍵のクラウド登録 → 秘密鍵でのログイン確認
を行います。
公開鍵と秘密鍵について #
公開鍵(Public Key)と秘密鍵(Private Key)は、暗号化や認証に利用する鍵ペアです。
公開鍵は共有可能で、秘密鍵は本人のみが厳重に管理します。
公開鍵(Public Key)の特徴 #
- 公開可能:誰に配布しても問題ありません。
- 主な用途:
- 暗号化(公開鍵で暗号化したデータは、対応する秘密鍵でのみ復号可能)
- 署名の検証(秘密鍵で署名された内容を、公開鍵で検証)
秘密鍵(Private Key)の特徴 #
- 絶対に非公開:他者に共有しないでください。漏洩すると不正アクセス等の原因になります。
- 主な用途:
- 復号(公開鍵で暗号化されたデータの復号)
- 署名(デジタル署名の作成)
公開鍵・秘密鍵の作成(Tera Term) #
ここでは Tera Term の鍵生成機能を利用して、公開鍵と秘密鍵を作成します。
ビット数は4096を推奨します。
作成手順 #
- Tera Term を起動します。
- 起動後に新規接続のポップアップが表示された場合は、[キャンセル]または[×]で閉じます。

図1:起動直後のポップアップを閉じる - 画面上部メニューから[設定(S)]をクリックします。

図2:[設定(S)]を開く - [SSH鍵生成(N)]をクリックします(ここで鍵ペアを生成します)。

図3:SSH鍵生成を開く - 鍵生成画面で鍵の種類をRSAにし、ビット数を4096に設定したうえで、
右上の[生成(G)]をクリックします。
図4:RSA(4096bit)で鍵を生成 - 鍵生成後、秘密鍵保護のためのパスフレーズ入力が表示されたら設定します。
推奨:10文字以上、英大文字・小文字、数字、記号を含める。
※未設定でも作成は可能ですが、できるだけ設定してください。
図5:秘密鍵のパスフレーズを設定 - 画面内の公開鍵/秘密鍵の保存ボタンをそれぞれ押して、鍵ファイルを保存します。
※保存形式のオプション(例:bcrypt KDF など)は、画面の表示・運用ルールに合わせて選択してください。
※同一の生成操作で作成した鍵ペア(公開鍵と秘密鍵)をセットで保存してください。 - エクスプローラーで、公開鍵と秘密鍵が保存されていることを確認します(例:秘密鍵
id_rsa/ 公開鍵id_rsa_pub)。

図6:鍵ファイルが2つ保存されていることを確認
セキュリティ上の注意 #
- 秘密鍵(例:
id_rsa)は絶対に共有しないでください。 - メール添付・チャット貼り付け・共有フォルダ保存は避け、アクセス制限された場所へ保管してください。
- パスフレーズを設定した場合は、忘れないよう安全な方法で管理してください。
公開鍵をクラウドへ登録する #
作成した鍵は、まだクラウド(ホスト)と紐づいていないため、このままでは利用できません。
ここでは公開鍵をクラウドへ登録し、ホストへ反映させます。
登録手順 #
- クラウドへログインし、
メニューから[セキュリティ]へ移動します。
図7:[セキュリティ]を開く - 表示されたら、[SSHキー]の項目へ移動します。

図8:[SSHキー]を開く - SSHキー一覧画面で、[新しいSSHキーを追加]をクリックします。

図9:新しいSSHキーを追加 - ポップアップが表示されたら、以下を入力して送信します。
・SSHキーの名前(任意)
・公開鍵の全文(公開鍵ファイルid_rsa_pubを開き、内容をすべてコピーして貼り付け)※画面上で形式の案内(OpenSSH形式など)が表示される場合は、案内に従って入力してください。
図10:SSHキー(公開鍵)を登録 - 登録が完了したら、登録したいホストへ移動し、[Reset SSH Keys]をクリックします。

図11:ホストへ公開鍵を反映(Reset SSH Keys) - ポップアップが表示されたら、先ほど設定したSSHキー名をプルダウンから選択し、送信します。
反映には数分かかる場合があります。ステータスがオンになれば完了です。
図12:SSHキーを選択して反映完了を確認
秘密鍵でログインする(動作確認) #
公開鍵の紐づけが完了したら、最後に秘密鍵でログインできることを確認します。
ログイン手順 #
- Tera Term を起動し、ホスト欄にIPアドレスを入力してOKを押します。
サービスはSSHを選択します。
図13:ホストへSSH接続を開始 - 認証画面で、認証方法の[RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使う]にチェックを入れます。
秘密鍵ファイルを指定する項目が表示されるので、参照ボタン(画像の緑枠)をクリックします。
図14:鍵認証を選択し、秘密鍵ファイルを指定 - 秘密鍵ファイル(例:
id_rsa)を選択して開きます。
図15:秘密鍵ファイルを選択 - 秘密鍵を紐づけたら、ユーザー名とパスフレーズを入力します。
※パスフレーズは鍵作成時に設定したものを入力してください。入力後、OKを押します。
図16:ユーザー名とパスフレーズで認証 - 問題なくログインできれば設定完了です。